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夜回り先生

昨日、母を起きあがらせることができ、ほっとした。
のんびりワインを飲みながらTVを見た。「クローズアップ現代」に水谷修さんが出演。
夜の街の子供たちに声をかけ、ドラッグに染まっていないか気遣う。

私も水谷先生には助けられた。
昨年11月、母を引き取る決意で妹宅に相談に行ったが。
「今まで一人でやってきた人が」と妹は疑いの目を。
私は職場での仕事が合わない&人間関係でボロボロ、もてあまされた母と暮らすのが一番いいと思えた。
だからもろ手をあげて賛成かと思った妹の言葉に、さらに傷つき、不安が増した。
自信はないが、そうするしかないと思いつめていたのに。

そんな私を書店で「そのままの君でいいんだよ」と受け入れてくれた夜回り先生の本。
先が心配なので、介護の本以外は買えない、とレジには持っていけなかったが。
ざっと立ち読みしたその本は、私に勇気をくれました。

24人殺しました、と自嘲気味に言う先生は、しかし、その何十倍もの子供たちを救ったはず。
最初に「殺した」少年は、先生がつい、突き放すようなことを言ったあと、またシンナーに手を出し、トラックの前に飛び出して死んだ。
焼き場に行ったのは、彼の母親と先生だけ。
そして、骨はほとんどなくなっていたと。
大腿骨の骨が一本だけ原型を留めていて、しかし箸わたしをしようとしたそれは、10センチも持ちあがらず崩れてしまった。

先生に励まされたことを、私はすっかり忘れていた。
母が寝たきりになる恐怖で胸がつぶれそうで、でも介護の本を見て、母を立たせることができてほっとして。
そしてTVをつけたら夜回り先生が…、これはただの偶然?

夜の街にたむろす子供たちを、やさしい眼で見てやってくれ、との言葉は沁みた。
子供たちは好き好んで夜の街に出たりしない。
家や学校で、おまえはいい子だ、可愛い、と大事にされていたら、夜の街になんか出やしない。

特に大事にされた覚えはないが、ないがしろにされた覚えもない。
遊んで帰れば、ちゃんと夕食の支度ができていた。
晩御飯が終って外に出るなんて、お祭りの時以外は考えられなかったのだ。

攻撃的な社会なんです。父親は会社で攻撃され、家で妻に当たる。
妻は子供たちにきつい言葉を浴びせ、子供を傷つける。
そして夜の街に出るしかない子供たち。
先生の言葉には、私もかなり反省。彼らは好きで夜の街に出るのだと思っていた。
そこではドラッグの魔手が待っている。
先生の奮闘は続くのだ。

夜回り先生

夜回り先生

  • 作者: 水谷 修
  • 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 単行本


2005-09-06 20:20  nice!(6) 
共通テーマ:日記・雑感

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